ビジネスメールを作成しているとき「本題とは別に、ちょっとした一言を添えたい」と思うことはありませんか。しかし、追伸(P.S.)はカジュアルな印象があるため、仕事相手に送っても失礼にならないか不安に感じる方も多いはずです。
実は、ビジネスシーンにおける追伸は、使い方次第で相手との心理的距離を縮める強力なツールになります。この記事では、追伸を使っても良い場面の判断基準や、相手に好印象を与えるための書き方を分かりやすく解説します。この記事を読めば、自信を持って追伸を活用できるようになります。
ビジネスメールで「追伸」を使っても大丈夫?
結論からお伝えすると、ビジネスメールで追伸を使うこと自体はマナー違反ではありません。ただし、本来「追伸」は手書きの手紙で書き漏らしを補うために使われていたものです。そのため、修正が容易なメールにおいて多用しすぎると「文章を整理できていない」という印象を与えてしまう恐れがあります。
基本的には、信頼関係ができている相手や、本題とは直接関係のない「ちょっとしたエピソード」を添えたい場合に限定して使うのがスマートです。
追伸を使う際の大切なマナーと注意点
追伸をビジネスで活用するには、以下のルールを守ることが重要です。
・目上の人や初めての相手には控える
上司や重要な取引先、初めて連絡を取る相手に対しては、追伸は使わないのが無難です。略儀的な印象を与えてしまう可能性があるため、まずは本題のみで構成しましょう。
・謝罪や依頼のメールでは使わない
お詫びのメールで追伸を使うと、反省の意が薄れて見えてしまいます。また、重要な依頼を追伸に書くのも、相手が読み飛ばすリスクがあるため避けてください。
・本文よりも短く簡潔にまとめる
追伸が本文より長くなってしまうと、何がメインの連絡なのか分かりづらくなります。あくまで2行から3行程度の、短いメッセージに留めましょう。
・件名には追伸の内容を含めない
メールの件名は、あくまで本題を示すためのものです。追伸で触れる内容は、件名には記載しないのがルールです。
そのまま使える!追伸入りのビジネスメール文例集
どのような場面で追伸を使えば良いのか、具体的な例文をご紹介します。状況に合わせてコピー&ペーストして調整してください。
パターン①:打ち合わせ後のお礼とセットで
本題のお礼に加え、会話の中で出た話題に触れることで親近感を高めるパターンです。
パターン②:セミナーやイベントの案内を添える
本題とは別に、さりげなく自社の情報を伝えたい場合に有効です。
パターン③:近況報告や季節の挨拶として
業務連絡のついでに、相手を気遣う一言を添えるパターンです。
まとめ:追伸は「相手との距離を縮める」ために使おう
ビジネスメールにおける追伸は、使い方さえ間違えなければコミュニケーションを円滑にする素晴らしいスパイスになります。
・目上の人や謝罪の場面では使用を避ける。
・本題とは無関係な、ポジティブな短い話題を選ぶ。
・重要事項は必ず本文に記載し、追伸はあくまで「おまけ」とする。
この3点を意識するだけで、あなたのメールはより温かみのある、信頼されるものに変わります。相手の顔を思い浮かべながら、心を込めた一言を添えてみてください。
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