ビジネスシーンで長く当たり前だった「パスワード付きZipファイルを送り、後から別メールでパスワードを送る」という手法。いわゆる「PPAP」ですが、近年はセキュリティの観点から廃止する企業が急増しています。「これまで通りでいいのでは?」「新しい方法を相手にどう説明すればいい?」と戸惑っている方も多いはずです。
この記事では、PPAPに代わる安全なファイルの送り方と、取引先に失礼のない伝え方を解説します。この記事を読めば、セキュリティ意識の高いビジネスパーソンとして、自信を持って対応できるようになります。
PPAPが「古い」と言われる理由とセキュリティのリスク
以前は推奨されていたPPAPですが、現在はむしろセキュリティリスクを高めると考えられています。主な理由は、メールを盗み見られた場合に、同じ経路で届くパスワードも簡単に見つかってしまうからです。
さらに、パスワード付きのZipファイルは、ウイルス対策ソフトによるスキャンを回避してしまうことがあります。これが原因で、悪意のあるプログラムが社内に侵入してしまう事件も起きています。こうした背景から、多くの企業がPPAPの利用を禁止し、より安全な方法へ移行しているのです。
現在のビジネスマナーについては、こちらのサイト(https://mlck.jp/)でも基礎から学ぶことができます。
代わりに使いたい!現在の「安全なファイル共有方法」
PPAPに代わる主流の方法は、クラウドストレージの活用です。Google ドライブやOneDrive、Boxといったサービスを利用し、発行した共有リンクをメールに記載します。
この方法であれば、万が一メールを誤送信しても、すぐに共有設定を解除すればファイルを見られる心配がありません。また、相手がファイルをダウンロードした履歴を確認できるサービスもあり、安全性が飛躍的に向上します。
相手に安心感を与える!状況別メール例文
新しい送り方に変更する際は、相手が戸惑わないよう配慮した文面が求められます。そのまま使える3つの例文をご紹介します。
パターン①:クラウドストレージのリンクを送付する場合
標準的なファイル共有のテンプレートです。
パターン②:会社のセキュリティ方針変更を伝える場合
長年の取引先に、方法を変える理由を説明する際に便利です。
パターン③:相手からPPAPで届いた際に、次回の変更をお願いする場合
相手の面子を潰さず、さりげなく提案する際の書き方です。
まとめ:安全なやり取りが「仕事の信頼」に直結する
・PPAPはセキュリティ上のリスクがあり、多くの企業で廃止が進んでいる。
・クラウドストレージの共有リンクを活用することが、現在のスタンダード。
・方法を変える際は、丁寧な説明を添えることで相手に安心感を与える。
新しいやり方に変えるのは少し勇気がいりますが、それは「相手の情報を守る」という誠実な姿勢の表れでもあります。丁寧な言葉選びを心がければ、あなたの信頼感はさらに高まるはずです。
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