「発送したはずの荷物が届かない」という連絡を海外の顧客から受けた際、頭が真っ白になってしまう方は少なくありません。国際物流では、税関での足止めや配送ルートの誤りなど、予期せぬトラブルが起こり得ます。
ここで最も重要なのは、焦って「送ったはずです」と反論することではなく、速やかに調査を開始し、その状況を顧客に共有することです。適切な英語で対応できれば、トラブルをきっかけに「この会社はアフターフォローがしっかりしている」と、かえって信頼を勝ち取ることも可能です。
この記事では、配送業者への調査依頼から、顧客への丁寧な経過報告まで、すぐに使える英語の文例を網羅しました。
荷物未着トラブル発生時にまず行うべき3つのステップ
トラブルが発覚したら、まずは深呼吸して以下の手順で事実確認を行いましょう。
- トラッキング情報を再確認する
自身で最新の配送ステータスを確認します。「配送完了」となっているのに届いていない場合は、近隣への誤配や、受付(レセプション)での預かりの可能性も考慮します。 - 配送業者(クーリエ)に連絡する
「調査(Investigation / Trace)」を依頼します。オンライン上のステータスだけでは分からない詳細な情報を、プロの視点から調べてもらいます。 - 顧客に「動いていること」をすぐに伝える
結論が出るのを待つのではなく、「今調べています」という第一報を24時間以内に送ることが、クレームを最小限に抑える秘訣です。
ビジネス上のマナーとして、非がこちらにあるか不明な段階でも「ご心配をおかけして申し訳ありません」と一言添えるのが、円滑なコミュニケーションの基本です。
配送業者に「調査」を依頼する際の必須英語フレーズ
配送業者へは、以下の言葉を使って明確に依頼を行いましょう。
・I would like to request a formal investigation regarding this shipment.(この荷物について正式な調査を依頼します)
・The recipient claims they have not received the package.(受取人が、荷物を受け取っていないと主張しています)
・Could you please verify the delivery status and provide proof of delivery?(配送状況を確認し、配送証明を提示していただけますか?)
さらに詳しい配送関連の用語については、こちらの関連記事でも詳しく解説しています。
【シチュエーション別】そのまま使える調査・報告の英語メール例文
それでは、状況に合わせた3つのテンプレートをご紹介します。
パターン1:配送業者(FedEx/DHL等)へ調査を依頼する
事実を淡々と伝え、迅速な回答を求める構成です。
パターン2:顧客へ「現在調査中であること」を伝え、安心させる
結論は出ていなくても、まずは誠実に対応している姿勢を見せるための文面です。
パターン3:紛失が確定し、「再送または返金」を提案する
最悪の結果になった際、相手の怒りを鎮め、次のステップを提示する構成です。
まとめ:トラブルをチャンスに変える誠実なコミュニケーション
荷物が届かないというトラブルを最小限に抑えるポイントは以下の3点です。
・事実確認ができ次第、まずは配送業者に「調査」を正式に依頼する。
・結論を待たずに、顧客へ「現在調査中である」ことを迅速に報告する。
・万が一の場合は、再送や返金など、相手が納得できる解決策を提示する。
トラブルが発生した時の対応こそ、あなたのプロフェッショナルな姿勢が試される場面です。落ち着いてこれらの例文を活用し、誠実な対応を心がけてください。
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