せっかく勝ち取った内定。しかし、提示された労働条件通知書を見て「今の年収より下がってしまう」「希望していた勤務条件と違う」と悩んでしまうことは少なくありません。
「せっかく内定をくれたのに、お金の話をするのは失礼かな?」と不安に思うかもしれませんが、入社後のミスマッチを防ぐためには、承諾前の誠実な交渉が不可欠です。
この記事では、相手に不快な思いをさせず、かつ自分の希望を正当に伝えるためのビジネスメールの書き方を解説します。この記事を読めば、自信を持って交渉の一歩を踏み出せるはずです。
内定後の年収・条件交渉はメールで伝えてもいい?
結論から言うと、内定後の条件交渉をメールで行うことは全く問題ありません。むしろ、メールであれば言いにくい「数字」の話を正確に伝えられ、担当者も社内で検討する際の証拠として扱いやすいというメリットがあります。
ただし、一方的な要望の押し付けにならないよう、ビジネスマナーを守った丁寧な文面が求められます。
交渉メールを送る前に知っておきたい3つの基本マナー
交渉を成功させるためには、内容以上に「伝え方」が重要です。まずは以下の3点を押さえましょう。
1. 連絡は内定通知から「24時間以内」が理想 条件に違和感がある場合は、できるだけ早く連絡しましょう。内定承諾の返答期限ギリギリになってから交渉を始めると、入社準備を進めている企業側に多大な迷惑をかけてしまいます。
2. 謙虚な姿勢を崩さず、感謝の言葉を添える メールの冒頭では必ず、内定をいただいたことへの感謝を伝えます。「評価していただいたことは大変光栄ですが」とワンクッション置くことで、相手の心情に配慮した柔らかい印象になります。
3. 希望条件には必ず「客観的な根拠」を用意する 「なんとなく生活が不安だから」という理由では交渉は通りません。「現職(前職)の年収が〇〇万円であること」「自分のスキルが業界水準でどう評価されているか」など、相手が納得できる具体的な理由を添えるのが鉄則です。
ビジネスメール全般の基本については、こちらのサイト(https://mlck.jp/)でも詳しく解説していますので、併せて参考にしてください。
【シチュエーション別】そのまま使える!条件交渉メールの文例集
状況に合わせて、以下のテンプレートを調整してご活用ください。
パターン①:年収アップを希望する場合
前職の給与や、自分のスキルを根拠にする際の基本パターンです。
パターン②:入社日や勤務条件を変更したい場合
家庭の事情や現職の引き継ぎ状況など、年収以外の条件を調整したい場合です。
パターン③:まずは電話や面談での相談を依頼したい場合
メールだけでは真意が伝わりにくいと感じる場合、直接話す機会を求めます。
もし交渉が断られたら?返信時の心得
企業側の予算や規定により、交渉が通らないこともあります。その際は「検討いただいたことへのお礼」を伝えましょう。
交渉が決裂したからといって、すぐに辞退する必要はありません。提示された条件で納得できるかどうかを改めて冷静に判断し、結論を伝えれば大丈夫です。大切なのは、感情的にならず最後までプロフェッショナルな対応を貫くことです。
まとめ:誠実なコミュニケーションが納得の内定承諾につながる
内定後の条件交渉は、決して「わがまま」ではありません。 ・謙虚な感謝の気持ちを忘れない。 ・客観的な根拠を持って交渉する。 ・返信は迅速に行い、企業側の都合も配慮する。
この3点を守れば、あなたの評価を下げずに建設的な話し合いができます。納得のいくスタートを切れるよう、勇気を持って伝えてみてくださいね。
この記事を読んだ方には、以下のトピックもおすすめです。ぜひチェックして、入社までの不安を解消してください。
・「内定承諾メール」の正しい書き方とマナー (交渉がまとまった後に送る、正式な承諾メールの構成を解説します)
・「退職願・退職届」の提出時に添えるメール例文 (今の会社を円満に去るための、上司や人事へのスマートな連絡方法です)
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