【文例あり】退職時の有給消化を相談・交渉するメールの書き方|円満に使い切るマナーと注意点

交渉・要請

「退職が決まったけれど、有給休暇がまだたくさん残っている……」 「最後までしっかり休みたいけれど、会社に迷惑をかけると言い出しにくい」 そんな不安を感じていませんか?

有給休暇の消化は労働者の正当な権利ですが、退職間際は引き継ぎなどで慌ただしくなるため、切り出し方には工夫が必要です。

この記事では、角を立てずに有給消化を希望するためのメールの書き方とマナーを解説します。例文をそのまま活用して、心置きなく次のステップへ進む準備を整えましょう。

退職前の有給消化はメールで相談してもいい?

結論からお伝えすると、有給消化の相談をメールで行うことは一般的であり、マナー違反ではありません。むしろ、メールであれば「いつからいつまで休むのか」という記録が残るため、言った・言わないのトラブルを防ぐことができます。

ただし、いきなり一方的に「〇日から休みます」と宣言するのではなく、まずは「ご相談」という形をとるのが、円満退職のコツです。

有給消化をスムーズに進めるための3つの基本ルール

希望通りに休みを取るためには、会社側が「それなら仕方ないね」と思える準備が必要です。

1. 残日数を事前に正確に把握しておく まずは自分が何日有給を持っているかを確認しましょう。給与明細や社内システムで確認するか、不明な場合は事前に人事に問い合わせておきます。

2. 業務の引き継ぎスケジュールをセットで提示する 会社が最も懸念するのは「業務が滞ること」です。「〇日までに引き継ぎを完了させるので、〇日から有給をいただきたい」と、仕事に穴を開けない姿勢を見せることが重要です。

3. 繁忙期や重要な会議を避けて相談する 法的にはいつでも取れる有給ですが、感情的なしこりを残さないためには、時期への配慮も大切です。どうしても重なる場合は、早めに相談を切り出しましょう。

ビジネスメールの基本ルールについては、こちらのサイト(https://mlck.jp/)でも詳しく紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

【シチュエーション別】そのまま使える!有給消化の相談メール文例集

あなたの状況に合わせて、以下のテンプレートを調整して使ってください。

例文①:退職の意向を伝える際にあわせて相談する場合

退職の申し出と同時に、有給の希望もさらりと伝えるパターンです。

件名: 退職のご相談と有給休暇の消化について(氏名)

〇〇部長

お疲れ様です。営業1課の丸山です。

突然のご連絡で恐縮ですが、この度、一身上の都合により〇月〇日をもちまして退職させていただきたく、ご相談申し上げます。

退職にあたりまして、現在残っております有給休暇の消化についてもあわせてご相談させてください。
残日数を確認したところ、現在〇日分ございます。

つきましては、〇月〇日までに後任への引き継ぎをすべて完了させた上で、
〇月〇日から最終出社日の〇月〇日までを有給消化に充てさせていただきたいと考えております。

ご多忙の折、ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんが、
円滑に業務を引き継げるよう尽力いたします。
お手すきの際にお話しさせていただけますでしょうか。

何卒よろしくお願い申し上げます。

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署名
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例文②:退職日決定後に具体的なスケジュールを相談する場合

退職日は決まっているが、休みの取り方を後から相談する場合です。

件名: 有給休暇消化のスケジュールに関するご相談(氏名)

〇〇部長

お疲れ様です。営業1課の丸山です。

先日は退職のお手続きについてお時間をいただき、ありがとうございました。
退職日が〇月〇日に決定いたしましたので、残っております有給休暇の消化スケジュールについてご相談させてください。

私の現在の有給残日数は〇日でございます。
業務の引き継ぎを考慮し、以下のような日程での消化を希望しております。

・最終出社日:〇月〇日
・有給消化期間:〇月〇日 〜 〇月〇日
・退職日(社会保険喪失日等):〇月〇日

現在担当しております〇〇の案件につきましては、〇月〇日までに〇〇さんへ引き継ぎを終える予定です。
上記の内容で進めさせていただいてもよろしいでしょうか。

ご確認のほど、よろしくお願い申し上げます。

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署名
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例文③:引き継ぎとの兼ね合いで調整・交渉が必要な場合

仕事が立て込んでおり、少し遠慮がちに、でもしっかり希望を伝えたい時の文面です。

件名: 退職に伴う有給消化および業務調整のお願い(氏名)

〇〇部長

お疲れ様です。営業1課の丸山です。

〇月末の退職に向けた業務の進捗について、ご報告とあわせて相談がございます。
現在、残りの有給休暇〇日分の消化を希望しておりますが、現在の業務量を鑑みますと、
すべての消化には計画的な調整が必要かと存じております。

私としては、〇月〇日までに主要な引き継ぎを完了させ、残りの期間を週に数日ずつの消化、
もしくは最後にまとめてお休みをいただく形を希望しております。

部長のご判断を仰ぎつつ、チームの皆様にご迷惑がかからない形で進めていきたいと考えております。
お忙しいところ恐縮ですが、スケジュールの調整についてお時間をいただけますでしょうか。

何卒よろしくお願い申し上げます。

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署名
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もし有給消化を拒否されたら?知っておきたい知識

万が一「忙しいから有給は認められない」と言われたとしても、原則として会社側には拒否権はありません(時季変更権も退職予定日以降には行使できません)。

しかし、無理に争うのは心身ともに疲弊します。どうしても折り合いがつかない場合は、「未消化分を買い取ってもらえないか」と打診してみるのも一つの手段です(※会社に義務はありませんが、相談は可能です)。

まとめ:感謝と配慮を伝えれば、有給消化はスムーズに進む

退職時の有給消化は、これまでの貢献に対する自分へのご褒美でもあります。 ・正確な残日数を伝える ・引き継ぎを完璧に行う姿勢を見せる ・感謝の言葉を忘れない

この3点を意識してメールを送れば、会社側も快く送り出してくれるはずです。スッキリした気持ちで、新しいスタートを切りましょう!

「退職挨拶メール(社内向け)」最終出社日に送る部署別・相手別の例文 (有給消化に入る前の最後の仕上げ!感謝が伝わる挨拶のルールを解説します)

「離職票や源泉徴収票の発行を依頼する」退職後のメール術 (退職後、スムーズに書類を受け取るための事務的な連絡方法です)

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