ベンダーへのデモ実施・見積もり依頼メールの書き方|比較検討を成功させる例文集

お願い・依頼

「新しいツールを導入したいけれど、ベンダーへの問い合わせ方がわからない」「適当にメールを送ったら、見当違いな提案ばかり届いてしまった」 ベンダーへの依頼メールは、単なる「問い合わせ」ではなく、プロジェクトを成功させるための「要件定義」の第一歩です。こちらの情報をいかに整理して伝えるかで、ベンダーから引き出せる提案の質が大きく変わります。

この記事では、ベンダーを比較検討するフェーズにおいて、担当者が送るべきスマートな依頼メールの書き方と、そのまま使える例文を解説します。

ベンダーへの依頼メールで「質の高い回答」をもらうための基本マナー

ベンダーから的確な提案をもらうためには、相手が「何を準備すべきか」を明確にすることが重要です。

「比較検討中」であることを明記し、期待値を調整する

複数のベンダーを比較している場合は、その旨をあらかじめ伝えましょう。 「現在、他社製品も含めて比較検討を行っております」と一筆添えることで、ベンダー側も競合優位性を意識した具体的な提案を準備しやすくなります。また、過度な営業電話を防ぐための牽制にもなります。

デモで見たい「具体的な課題」を事前に共有する

ただ「製品を見せてください」と頼むだけでは、一般的な機能説明で終わってしまいます。 **「現在の〇〇という業務を、このツールでどう自動化できるか見たい」**といった具体的な利用シーンを事前に伝えておくことで、デモ当日の満足度が格段に上がります。

返信期限と検討スケジュールをセットで提示する

「いつまでに見積もりが欲しいか」という期限はもちろん、**「〇月中に選定し、〇月から運用を開始したい」**といった全体のスケジュール感も共有しましょう。本気度が伝わることで、ベンダー側の優先順位も上がり、迅速な対応が期待できます。

【コピーOK】精度の高い提案を引き出す!依頼メール例文集

状況に合わせて、そのままコピーして調整できる3つのパターンを用意しました。

パターン①:【標準】デモ実施と概算見積もりを依頼する場合

まずは広く情報を集め、製品の雰囲気と価格感を知りたい時の構成です。

件名: 【依頼】〇〇ツール導入に関するデモ実施および見積もりのお願い(○○商事・丸山)

〇〇株式会社
〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
〇〇商事株式会社の丸山です。

現在、弊社では[業務名:例 顧客管理]の効率化を目的として、
ツールの導入を検討しており、貴社の「[製品名]」に興味を持っております。

つきましては、一度オンラインにて製品のデモを実施いただくことは可能でしょうか。
また、あわせて概算の見積もりを頂戴したく存じます。

■依頼内容

  1. 製品デモの実施(30分〜1時間程度)
  2. 概算見積もりの作成(利用人数:約〇〇名)

■希望日時
・〇月〇日(〇)10:00〜12:00
・〇月〇日(〇)14:00〜16:00
・〇月〇日(〇)13:00〜15:00

なお、現在は貴社を含めた数社にて比較検討を行っております。
お忙しいところ恐縮ですが、まずはデモの可否について
【〇月〇日(〇)】までにご返信いただけますと幸いです。

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署名
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パターン②:【課題解決型】特定の悩みを解消できるか確認したい場合

現状の不満が明確で、それを解決できるかを確認したい時の構成です。

件名: 【ご相談】〇〇の課題解決に向けた製品説明と見積もり依頼につきまして

〇〇株式会社
〇〇様

いつもお世話になっております。
(※過去に接点がある場合。ない場合は「突然のご連絡〜」)
〇〇商事株式会社の丸山です。

貴社のサービス紹介を拝見し、
弊社が現在抱えている課題を解決できる可能性があると考え、ご連絡いたしました。

現在、弊社では以下の課題を抱えております。
・[課題1:例 データの転記作業に月30時間かかっている]
・[課題2:例 外出先から情報を確認できない]

デモの際には、上記をどのように改善できるかを中心に
お話を伺いたいと考えております。

■導入の前提条件
・利用開始時期:202X年〇月〜
・予算感:初期費用〇〇万円程度

貴社の製品で解決可能なプランがございましたら、
見積書とあわせてご提案いただけますでしょうか。

ご確認のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

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署名
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パターン③:【要件定義済み】RFP(提案依頼書)を添えて依頼する場合

社内で要件が固まっており、詳細な比較を行いたい時の構成です。

件名: 【提案依頼】新システム導入に伴う提案および見積もりのお願い(RFP送付)

〇〇株式会社
〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇商事株式会社の丸山です。

この度、弊社における次期基幹システムの導入につきまして、
貴社に提案およびお見積りをお願いしたくご連絡差し上げました。

弊社の要件および評価基準をまとめた「提案依頼書(RFP)」を
本メールに添付いたしましたので、ご査収ください。

■今後のスケジュール

  1. 質問回答期限:〇月〇日(〇)
  2. 提案書・見積書提出期限:〇月〇日(〇)18:00
  3. 二次選定(プレゼン):〇月下旬を予定

なお、情報の取り扱いにつきまして、別途機密保持契約(NDA)の締結が
必要な場合は、その旨をお知らせください。

貴社からの魅力的なご提案を心よりお待ちしております。

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署名
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まとめ

ベンダーへの依頼メールは、パートナーシップの第一歩です。

  1. 「比較検討中」であることを伝え、現実的な提案を引き出す。
  2. 解決したい課題や利用規模を具体的に提示し、見積もりの精度を上げる。
  3. 期限とスケジュールを明記し、ベンダー側の本気度を高める。

正確な情報を丁寧に伝えることで、ベンダー側もあなたの会社の課題を深く理解し、より付加価値の高い提案をしてくれるようになります。

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