「この案では根拠が弱いのではないか」「リスクへの備えが甘い」 上司からメールでこのような厳しいツッコミを受けると、誰でも一瞬、身構えてしまうものです。焦って言い訳を並べたり、逆に黙り込んでしまったりすると、せっかくの提案が立ち消えになるだけでなく、あなた自身の評価にも影響しかねません。
上司が厳しい指摘をするのは、あなたの案をより良くしたい、あるいは組織としての失敗を防ぎたいという思いがあるからです。 この記事では、角を立てずに上司を納得させ、議論を前向きに進めるための回答メールのポイントを解説します。
上司の鋭い指摘を「チャンス」に変える回答マナー
厳しいツッコミへの対応で最も大切なのは、反射的に「反論」するのではなく、一度「受け止める」ことです。
まずは指摘に感謝し、相手の意図を汲み取る
上司からのメールに対しては、まず「ご指摘ありがとうございます」「〇〇の視点が漏れておりました」と、指摘を受けたことへの謝辞から始めましょう。相手の視点を尊重する姿勢を見せることで、その後の説明をスムーズに聞いてもらえる心理的土壌が整います。
感情的な反論はNG。事実とデータで冷静に答える
「一生懸命考えたのに」といった感情はメールには不要です。指摘された点に対して、現在の事実、不足していたデータ、あるいは今後の調査予定など、客観的な情報を淡々と並べることが重要です。論理的な回答は、上司に「この部下は冷静に状況を判断できている」という安心感を与えます。
「検討不足」を認める潔さが信頼を生む
もし指摘が正当で、自分の準備が足りなかった場合は、素直に認めましょう。「おっしゃる通り、その点については検討が及んでおりませんでした。至急調査し、改めてご報告いたします」と、非を認めて次のアクションを提示できる人は、上司から見て非常に信頼が置ける存在です。
【コピーOK】状況別・上司への切り返し回答メール例文
上司のツッコミの内容に合わせて、そのまま活用できる3つの例文をご紹介します。
パターン①:データや根拠の不足を指摘された場合
「主観的すぎる」「エビデンスはあるのか」と問われた際の構成です。
パターン②:実現性やリスクについて懸念を伝えられた場合
「現場が混乱しないか」「もし失敗したらどうするのか」というツッコミへの構成です。
パターン③:コスト(費用対効果)について厳しく問われた場合
「高すぎる」「いつ回収できるのか」というツッコミへの構成です。
まとめ
上司からの厳しいツッコミは、あなたの提案をより強固なものにするための「砥石」のようなものです。
- 感情的にならず、まずは指摘を真摯に受け止め、感謝を伝える。
- 不足していた情報は、データや具体策を添えて迅速に補完する。
- 自分の非は素直に認め、次の一手(再提案や調査)を即座に提示する。
こうした冷静で論理的な対応を積み重ねることで、上司からの信頼は以前よりも確実に深まります。


