無事にプロジェクトが完了し、納品を終えたタイミングは、お客様との信頼関係が最も深まっている瞬間です。この「満足度が高い時期」に、自社のサービスをどのように活用されているか、あるいは導入後の変化について「事例協力」をお願いすることは、今後のビジネス拡大において非常に重要なステップとなります。
しかし、納品報告のついでに厚かましくお願いをして、せっかくの好印象を台無しにしたくないという不安もあるでしょう。 この記事では、お客様に快く協力してもらうための伝え方のポイントと、そのままコピーして使えるメールテンプレートを解説します。
納品完了報告と事例協力の依頼を同時に行う際のマナー
納品完了のメールは、単なる業務報告ではありません。お客様の課題が解決されたことを共に喜び、次のフェーズへ進むための大切なコミュニケーションです。
最も返信率が高いのは「納品直後の1週間以内」
事例協力をお願いするタイミングは、納品が完了した直後から、遅くとも1週間以内が理想的です。 導入直後は、お客様自身も自社の課題が解決された実感が強く、協力的な姿勢になりやすい時期です。時間が経ちすぎると「今さら何の話だったか」と熱が冷めてしまうため、鉄は熱いうちに打つことが重要です。
件名は「完了報告」をメインにしつつ「お願い」を添える
メールを開封してもらうためには、件名で中身が推測できる必要があります。 「納品完了のご報告」だけでは、お願いが含まれていることが伝わりません。 一方で「事例協力のお願い」を前面に出しすぎると、警戒される可能性があります。 「【重要】〇〇納品完了のご報告と事例協力に関するご相談」のように、メインの用件に添える形にすると、相手も自然に読み進めることができます。
相手の「成功」を称える言葉が協力への近道
事例協力をお願いする際、自分たちの都合ばかりを伝えてはいけません。 「今回のプロジェクトが成功したのは、〇〇様のご協力があったからです」といった称賛の言葉を添えましょう。 その上で、「貴社の成功事例は、同じ悩みを持つ多くの方々の助けになります」という大義名分を示すことで、相手の貢献意欲を高めることができます。
【コピーOK】シチュエーション別・納品完了と事例協力のお願い例文
読者の皆様が、状況に合わせて調整して使える3つのパターンを用意しました。
パターン①:【標準】納品完了の報告とあわせて事例協力を依頼する
納品物の最終確認の報告とともに、さらりと事例協力の打診をする標準的な構成です。
パターン②:【簡易】アンケートやレビュー(感想)のみを依頼する
本格的な事例掲載ではなく、まずは感想やレビューをもらうことで満足度を確認する構成です。
パターン③:【詳細】インタビューや実名掲載など本格的な協力を依頼する
事例としてWebサイト等に大きく掲載するため、インタビューの時間を打診する構成です。
まとめ
納品完了後の事例協力依頼は、相手の成功を祝う「感謝の延長線上」にあるものです。
- 納品から時間が経たない、満足度が高まっているタイミングで連絡する。
- 相手がどのように素晴らしかったか、成功を称える一言を必ず添える。
- 掲載の範囲や可否は相手が選べることを伝え、安心感を提供する。
誠実な納品報告と丁寧な依頼を心がけることで、事例協力の快諾が得られるだけでなく、継続的なパートナーとしての信頼関係をさらに強固にすることができます。
納品後のフォローや、さらなるビジネスの拡大にはこちらの関連記事もぜひご活用ください。
・アップセル・クロスセルの提案メール|既存客への新機能案内 事例協力で得た良好な関係をもとに、さらなる課題解決のための上位プランを提案する際の手法を解説しています。
・入金確認後のお礼メール|感謝を伝える丁寧な一通 納品・事例依頼と並行して行われる、金銭面でのやり取りをスムーズに完結させるためのマナーを紹介しています。
・セミナー・ウェビナー集客メール|クリック率を高める訴求ポイント 作成した導入事例を、セミナーのコンテンツとして活用して新規顧客を集めるための集客術を網羅しています。


