システム障害のお詫びメールの書き方|二次被害を防ぐ迅速な対応と例文集

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「システムが止まってしまった」「お客様がログインできない状況だ」 システム障害が発生した際、担当者が最も恐れるのは、情報が届かないことによる利用者の不安と不信感です。どれほど優れたシステムであっても、不具合をゼロにすることはできません。しかし、その後の「お詫びメール」の対応次第で、顧客の評価は「最悪」にも「信頼できる」にもなり得ます。

この記事では、障害発生時に二次被害を防ぎ、誠意を伝えるためのお詫びメールの書き方と、緊急時にそのまま使える例文を解説します。

システム障害のお詫びメールで最も重要な「初動」とマナー

障害対応において、メールの文面と同じくらい重要なのが「送信のタイミング」です。

スピードが命!判明から「15分以内」の第一報を目指す

原因が判明してから送るのでは遅すぎます。 不具合を検知し、広範囲に影響が出ると判断した時点で、まずは「現在、障害が発生しており調査中である」という第一報を送りましょう。沈黙が続くことが、顧客の不満を最大化させる原因になります。

件名は【重要】【お詫び】を冒頭に配置する

緊急性の高いメールであることを知らせるため、件名の冒頭に【重要】【お詫び】【障害報告】といった隅付き括弧を活用します。 **「【重要】〇〇サービスにおけるシステム障害発生のお知らせ(第一報)」**のように、一目で内容がわかるように工夫することが、問い合わせの重複を防ぐことにも繋がります。

曖昧な表現を避け「現在の状況」を事実のみ伝える

「まもなく復旧します」といった根拠のない期待を持たせる表現は厳禁です。 復旧の目途が立たない場合は「現時点では復旧時刻は未定です。判明次第、改めてご連絡いたします」と正直に伝えましょう。事実に基づいた正確な情報提供こそが、プロフェッショナルとしての誠実さです。

【コピーOK】状況別・システム障害のお詫びメール例文集

緊急事態にそのままコピーして、必要箇所を書き換えて使える3つのパターンを用意しました。

パターン①:【第一報】障害発生と状況確認中の報告

まずは「事実」を伝え、パニックを防ぐための構成です。

件名: 【重要】システム障害発生に伴うサービス一時中断のお詫び(第一報)

お客様各位

いつも「〇〇(サービス名)」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
〇〇運営事務局の丸山でございます。

現在、弊社システムにおいて障害が発生しており、
一部の機能がご利用いただけない状況となっております。

ご利用中のお客様には、多大なるご不便とご迷惑をおかけしておりますことを、
深くお詫び申し上げます。

■障害の概要

  1. 発生日時:202X年〇月〇日 〇時〇分頃 〜 継続中
  2. 影響範囲:[例:全ユーザーのログイン機能、決済画面の閲覧]
  3. 現状の推移:現在、原因の特定および復旧作業を急いでおります。

復旧の目途が立ち次第、改めて本メールまたは公式サイトにて
ご報告させていただきます。

恐れ入りますが、復旧まで今しばらくお待ちいただけますよう
お願い申し上げます。

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署名
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パターン②:【復旧完了】原因の特定と再発防止策の提示

復旧した事実を伝え、安心感と信頼を回復するための構成です。

件名: 【復旧報告】システム障害復旧および原因のご報告につきまして

お客様各位

いつも「〇〇(サービス名)」をご利用いただき、誠にありがとうございます。
〇〇商事株式会社の丸山でございます。

〇月〇日 〇時頃より発生しておりましたシステム障害につきまして、
同日 〇時〇分に全ての復旧作業が完了し、現在は正常にご利用いただける状態となりました。

長時間にわたり、お客様には多大なご迷惑をおかけいたしましたことを、
重ねて深くお詫び申し上げます。

■障害の詳細報告
・原因:[例:サーバー負荷の急増に伴うデータベースのハングアップ]
・対応内容:[例:サーバーリソースの増強および設定の最適化]

今後はこのような事態を繰り返さぬよう、監視体制の強化および
システムの冗長化を進め、再発防止に全力を尽くしてまいります。

引き続き、弊社サービスをご愛顧いただけますよう、
何卒よろしくお願い申し上げます。

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署名
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パターン③:【個別対応】特定の顧客に重大な影響が出た際のお詫び

データの消失や、個別の実害が発生してしまった際の手厚い謝罪構成です。

件名: 【重要・お詫び】システム障害に伴う〇〇への影響につきまして(〇〇商事)

〇〇株式会社
〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇商事株式会社の丸山でございます。

この度、弊社システム障害により、
〇〇様の業務に多大なるご支障をおかけいたしましたこと、
衷心より深くお詫び申し上げます。

[具体的な影響:例 送信いただいたデータの一部が反映されていない件]につきまして、
現在、弊社技術部門にてデータの復旧可否を確認しております。

多忙な業務の中、〇〇様には計り知れないご負担をおかけしており、
誠に申し訳ございません。

今後の補償および対応につきましては、状況が判明次第、
責任を持って改めてご説明に伺いたく存じます。

まずは略儀ながら、メールにて現状のご報告とお詫びを申し上げます。

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署名
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まとめ

システム障害のお詫びメールは、単なる事務連絡ではなく「誠意の証明」です。

  1. 判明後すぐに「第一報」を送り、顧客の不安を放置しない。
  2. 障害の範囲、原因、復旧目途を、事実に基づいて正確に記載する。
  3. 復旧後は原因と再発防止策を明示し、信頼回復に努める。

トラブルの時こそ、迅速で透明性の高いコミュニケーションを心がけましょう。その誠実な対応が、長期的なファンを作るきっかけになるはずです。

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