英語でビジネスメールを書き終えた後、最後に添える「Sincerely,」や「Best regards,」などの言葉。日本語の「敬具」や「以上、よろしくお願いいたします」にあたるこのフレーズをどう選べばいいか、迷ってしまうことはありませんか。
「この相手にSincerelyは堅すぎるかな?」「Regardsだけだと冷たい印象にならないかな?」と不安に思う方も多いはずです。
この記事では、相手との関係性や状況に合わせた英語メールの「結び」の言葉10選を紹介します。そのままコピー&ペーストして使える形式で解説しますので、もうメールの最後で悩むことはありません。
英語メールの「結び」はなぜ重要?第一印象を決める最後の仕上げ
英語のビジネスメールにおいて、結びの言葉(Sign-off)は単なる飾りではありません。それは、メール全体のトーンを決定づけ、相手との距離感を正しく保つための重要なマナーです。
結びが適切でないと、せっかく丁寧な本文を書いても「マナーを知らない人だ」と思われたり、逆に「他人行儀すぎる」と壁を作られたりする可能性があります。状況にぴったりの言葉を選ぶことで、円滑なコミュニケーションを築くことができます。
迷ったらこれ!ビジネスで失敗しない結びの基本マナー
具体的なフレーズを見る前に、最低限押さえておきたい英語メールの基本ルールを確認しましょう。
- 件名は内容を反映させる
結びを考える前に、件名が「Regards」など単一の言葉になっていないか確認してください。「Meeting Request」など具体的な内容を添えるのが鉄則です。 - 退職の際は簡潔に
もし退職の挨拶を送る場合、理由は詳しく書かずに「for personal reasons(一身上の都合により)」と表現するのが、日本語と同様に英語圏でもスマートなマナーです。 - 最後には必ずカンマ(,)を入れる
「Sincerely,」のように、結びの言葉の最後には必ずカンマを入れ、その次の行に自分の名前を書きます。
基本の書き方をもっと詳しく知りたい方は、mlck.jpの基礎ガイドも併せてご覧ください。
【相手・状況別】そのまま使える結びのフレーズ10選
それでは、ビジネスで頻出する10のパターンを、文例とともに紹介します。
1. 最も一般的で万能な表現
結び: Best regards,
ビジネスで最も安全かつ広く使われる表現です。上司、同僚、クライアント、誰に対しても失礼になりません。
文例: Attached is the report you requested. Best regards, Taro Yamada
2. 初めての相手やフォーマルな場面
結び: Sincerely,
日本語の「敬具」に最も近く、フォーマルなトーンです。初めて連絡する相手や、目上の人、公的な依頼を送る際に最適です。
文例: I am writing to introduce our new service. Sincerely, Taro Yamada
3. 返信や協力を求めている時
結び: I look forward to hearing from you.
相手からのアクションを待っている時に添える、非常に前向きな結びです。
文例: Could you please let us know your availability? I look forward to hearing from you. Best regards,
4. 感謝の気持ちを強調したい時
結び: With appreciation,
何かをお願いした後や、助けてもらった後に、感謝を込めて締めくくりたい時に使います。
文例: Thank you for your guidance on the project. With appreciation, Taro Yamada
5. 質問や不明点があるか確認する時
結び: Please let me know if you have any questions.
一方的な連絡にならないよう、相手に配慮を示す際によく使われる定番フレーズです。
文例: I hope the instructions are clear. Please let me know if you have any questions. Best regards,
6. 親しい同僚やチームメンバーへ
結び: Best, / Regards,
何度もやり取りをしている相手や、気心の知れた同僚に使う、少し短縮されたカジュアルな表現です。
文例: I’ve updated the shared file. Best, Taro
7. 少し温かみを出したい時
結び: Warm regards,
「Best regards,」よりも少し親近感を出したい時に使います。長く良好な関係が続いている取引先などに適しています。
文例: It was a pleasure seeing you last week. Warm regards, Taro Yamada
8. 迅速な対応をお願いする時
結び: Thank you for your prompt attention to this matter.
至急の案件や、期限が迫っている時に、相手の対応に感謝しつつ念を押す表現です。
文例: We need the signed document by tomorrow. Thank you for your prompt attention to this matter. Sincerely,
9. 週末や休暇の前に
結び: Have a great weekend,
金曜日の午後や、連休前に送るメールでよく使われる、相手を気遣う挨拶です。
文例: I will follow up on Monday. Have a great weekend, Taro Yamada
10. 尊敬の念を込めた非常に丁寧な表現
結び: Respectfully,
公式な立場での謝罪や、極めて重要な依頼など、最大級の敬意を示す必要がある場面で使われます。
文例: We sincerely apologize for the inconvenience. Respectfully, Taro Yamada CEO, ABC Corporation
署名の書き方と退職時のマナー
結びの言葉の後には、自分の署名を忘れずに添えましょう。
署名の例: Taro Yamada Sales Department, ABC Corporation Email: taro.yamada@example.com Phone: +81-3-xxxx-xxxx
また、メールの文中で「よろしくお願いします」の意味を込めたい場合は、こちらの関連記事で解説しているフレーズを併用すると、より意図が明確に伝わります。
まとめ:相手との距離感に合わせた「結び」を選ぼう
英語メールの結びは、相手との関係性とメールの目的に合わせて選ぶのがポイントです。
・迷ったら「Best regards,」を使う
・フォーマルなら「Sincerely,」
・親しい仲なら「Best,」
この3つの基準を持っておくだけで、英語メールへの苦手意識はかなり解消されるはずです。まずは基本の形をマスターして、自信を持ってメールを締めくくりましょう。
◆記事の動画解説◆
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