ビジネスメールの最後を締めくくる「結びの言葉」。いつも同じ定型文になっていませんか?「ご自愛ください」は、相手の健康を願う優しさが伝わる素敵な言葉ですが、使い方を一歩間違えると、かえって失礼になったり、違和感を与えてしまったりすることもあります。
この記事では、「ご自愛ください」の正しいルールと、相手に安心感を与える具体的な文例を紹介します。この記事を読めば、マナーを守りつつ、相手の心に寄り添う一言を自信を持って添えられるようになります。
「ご自愛ください」の正しい意味と、目上の人に使える理由
「ご自愛ください」は、文字通り「ご自身の体を大切にしてください」という意味です。
この言葉は、非常に丁寧な敬語表現であるため、上司や取引先など、目上の人に対して使っても全く問題ありません。 メールの最後にこの一言があるだけで、「事務的な連絡だけでなく、自分のことを気遣ってくれている」という好印象を与えることができます。
ただし、基本的には健康な相手に対して使う言葉です。すでに体調を崩して休んでいる方に対しては、「お大事になさってください」を使うのが適切ですので、状況に合わせて使い分けましょう。
これだけは注意!よくある「ご自愛ください」のNGマナー
良かれと思って使った表現が、実は「日本語としておかしい」と思われてしまうのは避けたいものです。以下の2点には特に注意してください。
・「お体をご自愛ください」は二重表現
「自愛」という言葉の中に「体を大切にする」という意味が含まれています。そのため、「お体をご自愛」と書くと、意味が重複してしまいます。正しくは「ご自愛ください」のみで十分です。
・返信を求める内容の後には使わない
「ご自愛ください」は、あくまで相手を労わる「締めくくり」の言葉です。「お返事をお待ちしております。ご自愛ください」のように、相手に負担を強いる言葉の直後に置くと、少し落ち着かない印象になります。文末に独立させて使うのがスマートです。
より細かな敬語の使い分けに悩んだときは、こちらのサイト(https://mlck.jp/)にある基本マナーもあわせて確認してみてください。
【シチュエーション別】そのまま使える「ご自愛ください」例文
コピー&ペーストして、状況に合わせて調整して使ってみてください。
パターン①:季節の変わり目に上司や取引先へ送る場合
パターン②:多忙な相手を労わる言葉を添えたい場合
パターン③:季節の挨拶(暑中見舞いや寒中見舞い)として使う場合
まとめ:心を込めた一言で、ビジネスコミュニケーションを円滑に
「ご自愛ください」は、相手との距離を縮め、信頼関係を深める魔法の言葉です。
・「お体をご」は付けずに「ご自愛ください」と書く。
・目上の人に使ってもOK。ただし、体調不良の人には使わない。
・季節の変わり目や、相手が忙しそうな時に添えると効果的。
正しいマナーを知っていれば、もう迷うことはありません。メールを受け取った相手が、ふと温かい気持ちになれるような、そんな素敵な「結び」をぜひ取り入れてみてください。
関連記事:「了解しました」は上司に失礼?承知いたしましたとの違いとメール例文


