「弊社」と「当社」の使い分けマナー|ビジネスメールでの正しい例文と基本

敬語・マナー

ビジネスメールを作成しているとき「自分たちの会社のことを、弊社と書くべきか、当社と書くべきか」と迷ったことはありませんか。どちらも使い慣れた言葉ですが、相手との関係性によって正解が異なります。

この記事では、ビジネスシーンで恥をかかないための使い分けルールを分かりやすく解説します。読み終える頃には、自信を持って「弊社」と「当社」を使い分けられるようになります。

迷ったらこれ!「弊社」と「当社」の決定的な違い

結論からお伝えすると、メールを送る相手が社外の人なら「弊社」、社内の人なら「当社」を使うのが基本です。

弊社(へいしゃ)とは
「弊社」は、自分の会社をへりくだって表現する「謙譲語」です。取引先やお客様など、自分よりも敬うべき相手に対して使用します。ビジネスメールにおいて、社外の人とやり取りをする場合は、基本的に「弊社」を使えば間違いありません。

当社(とうしゃ)とは
「当社」は、自分の会社を丁寧に表現する「丁寧語」です。主に社内の会議や通達、あるいはニュースリリースや就職活動の企業説明など、対等な立場や事実を述べる場面で使われます。社内の上司や他部署へ送るメールでは「当社」を使うのが自然です。

より詳しい言葉の使い分けについては、mlck.jpのビジネスマナー解説記事も併せて参考にしてください。

メールを送る前に知っておきたい3つの基本マナー

正しい呼称を使うこと以外にも、メールを送る際には気を付けたいポイントがあります。

  1. 送信タイミングを見極める ビジネスメールは、相手の業務時間内に送るのが基本です。夜遅くや休日に送ると、相手に通知が届き負担をかけてしまう恐れがあります。緊急時を除き、平日の日中に送信することを心がけましょう。
  2. 件名は一目で内容がわかるようにする 件名は、相手がメールを開くかどうかを判断する重要な指標です。「お世話になっております」だけではなく、「【ご相談】新規プロジェクトの打ち合わせについて」のように、具体的な内容を記載します。
  3. 二重敬語に注意する 丁寧に進めようとするあまり、「弊社社長様」のように役職名に「様」をつけてしまう失敗が多く見られます。役職名そのものが敬称を含んでいるため、「弊社社長の〇〇」や「社長の〇〇」と記載するのが正しいマナーです。

【シチュエーション別】そのまま使える!メール文例集

ここからは、そのままコピーして使える文例をご紹介します。

パターン①:社外の取引先へ:新規のご挨拶

相手を敬う場面なので「弊社」を使用します。

件名: 【ご挨拶】〇〇商事の丸山でございます

本文:
株式会社〇〇
〇〇様

突然のご連絡失礼いたします。
〇〇商事の丸山でございます。

この度、貴社のWebサイトを拝見し、
弊社の提供するサービスがお役に立てるのではないかと考え、ご連絡いたしました。

もしよろしければ、一度オンラインにて詳細をご説明する機会をいただけますでしょうか。 ご多忙の折、恐縮ですがご検討いただけますと幸いです。

何卒宜しくお願い致します。

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署名
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パターン②:社外の取引先へ:お問い合わせへの回答

お客様への回答なので、謙譲語である「弊社」が適しています。

件名: 【回答】お問い合わせいただいた製品資料の送付について

本文:

株式会社〇〇
〇〇様

いつもお世話になっております。
〇〇商事の丸山です。

この度は、弊社製品へのお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。
ご依頼いただきました製品資料を添付にてお送りいたします。

資料の内容に関しまして、ご不明な点がございましたらお気軽にお申し付けください。
今後とも弊社製品をよろしくお願い申し上げます。

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署名
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パターン③:社内向け:プロジェクト進捗の報告

社内でのやり取りなので、丁寧語である「当社」を使用します。

件名: 【報告】〇〇社案件の進捗状況について

本文:

〇〇部長

お疲れ様です。丸山です。

現在進行しております〇〇社案件について、
現在の状況を報告いたします。

・クライアントとの合意完了
当社開発チームによる設計開始
・来月末にプロトタイプ完成予定

引き続き、当社の目標達成に向けて邁進してまいります。
ご確認のほど、よろしくお願いいたします。

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署名
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まとめ:正しい使い分けで信頼されるビジネスマンに

「弊社」と「当社」の使い分けは、ビジネスメールの基本中の基本です。

・社外の人に対しては「弊社」を使う
・社内の人や公式な場では「当社」を使う
・迷ったときは「相手に対してへりくだる必要があるか」で判断する

この基本を押さえておけば、相手に失礼を与えることはありません。自信を持ってメールを作成し、スムーズなコミュニケーションを築いていきましょう。

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