上司や取引先から「今回の仕事、素晴らしかったよ」と褒められたとき、うれしい反面、どう返信すべきか迷ってしまうことはありませんか。謙遜しすぎて「いえいえ、そんなことはありません」と否定しては相手の言葉を無下にしてしまいますし、単に「ありがとうございます」だけでは少し自信過剰に見えないか不安になるものです。
ビジネスでの「褒め言葉」への返信は、感謝の気持ちを伝えつつ、今後の意欲を示す絶好のコミュニケーションチャンスです。この記事では、「お褒めいただき光栄です」をはじめとした、相手との距離を縮め、信頼を高める返信のバリエーションと具体的な文例を紹介します。
褒められたとき、どう返すのが正解?ビジネス返信の基本
ビジネスシーンで褒められた際の返信は、「感謝」と「謙虚さ」のバランスが重要です。基本的には以下の3つのステップで構成すると、相手に誠実な印象を与えられます。
- まず感謝を伝える(「ありがとうございます」「うれしく存じます」)
- 喜びや光栄な気持ちを添える(「身に余る光栄です」「励みになります」)
- 今後の抱負で締める(「より一層精進いたします」「引き続きよろしくお願いいたします」)
過度な謙遜(全否定)は、褒めてくれた相手の判断を否定することにも繋がりかねません。相手の言葉を「正解」として一度受け止めた上で、感謝を述べるのがスマートな大人のマナーです。
「お褒めいただき光栄です」を使う際のマナーと注意点
「お褒めいただき光栄です」は非常に便利なフレーズですが、使う際にはいくつか注意したいポイントがあります。
・二重敬語や過剰な表現に注意する
「お褒めにあずかりまして……」など、あまりにへりくだりすぎると、かえって慇懃無礼(いんぎんぶれい)な印象を与えることがあります。自然な敬語を心がけましょう。
・スピード感を大切にする
お褒めの言葉をいただいたら、できるだけその日のうちに返信しましょう。時間が経ってしまうと、せっかくの喜びの共有が冷めてしまいます。
・「自分一人の力」を強調しすぎない
特にチームで動いている仕事の場合、自分一人の手柄にせず、周囲への感謝も一言添えることで、より謙虚で視野の広いビジネスパーソンとして評価されます。
相手や状況に合わせて使い分けたい「言い換え」表現
「光栄です」以外にも、状況に応じて以下のような表現を使い分けると、語彙力がぐっと高まります。
・身に余る光栄です
自分にはもったいないほどの素晴らしい評価をいただいたときに使う、最上級の敬意を含んだ表現です。
・恐縮ではございますが、大変うれしく存じます
「恐縮(恐れ入る)」という言葉を添えることで、謙虚さをより強くにじませることができます。
・身の引き締まる思いです
評価をいただいたことで、より一層責任感を持って取り組もうとする、前向きな姿勢を伝える際に有効です。
・大きな励みになります
「いただいた言葉のおかげで、これからの仕事も頑張れます」というポジティブなニュアンスが伝わり、上司や先輩に対しても好印象です。
【文例集】そのままコピー&ペーストで使える!お褒めへの返信メール
シチュエーション別の3つの文例を用意しました。相手との関係性に合わせて調整してください。
パターン①:取引先からプロジェクトの成果を褒められた場合
信頼関係をより強固にするための、丁寧な返信パターンです。
パターン②:上司から日頃の働きぶりを評価された場合
今後の成長を期待させる、前向きな意欲を伝えるパターンです。
パターン③:チーム全体の成果として謙虚に喜びを伝える場合
周囲を立てつつ、喜びを分かち合う際の見本です。
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