「この問い合わせ、私のチームの仕事じゃないけれど、英語でなんて言って断ればいいんだろう……」と、受信トレイの前で固まってしまうこと、ありますよね。
英語のビジネスシーンでは、自分の範疇外のことに「I don’t know(知りません)」と答えるのは非常に無責任な印象を与えます。逆に、「私は担当ではありませんが、〇〇が詳しいので繋ぎますね」という一言が添えられるだけで、あなたの評価は「頼りになるビジネスパーソン」へと跳ね上がります。
この記事では、相手を迷わせず、スムーズに正しい窓口へと案内するための英語メール術を解説します。この記事を読み終える頃には、どんな「場違いなメール」が来ても、笑顔で(心の中で!)スマートに返信できるようになっているはずです。
相手を不安にさせない!メール転送・誘導の3つの基本マナー
英語で「担当が異なる」ことを伝える際、まず意識したいのは**「レスポンスの速さ」**です。自分に関係がないからと後回しにすると、相手はその間ずっと待たされることになります。「私は担当ではない」という事実は、早く伝えれば伝えるほど、相手が次の行動を起こしやすくなる「親切」なのです。
次に、案内を具体的にすることです。単に「他を当たってください」ではなく、「〇〇部署の△△が担当しています」と名前や部署名を出すことで、相手に安心感を与えられます。
また、ビジネスの公的な場では、退職理由を「一身上の都合」と書くように、英語でも「私の担当範囲(scope of work)ではない」ということを丁寧に伝える定型表現があります。詳しいビジネスメールの基礎については、こちらの[ビジネスメールの基本ルール(https://mlck.jp/)]でも詳しく解説していますので、参考にしてください。
状況を即座に伝える「件名」の書き換えルール
基本的には元のメールに返信(Re:)で構いませんが、担当者へ転送(CCに含める)する場合は、件名の冒頭に状況を書き足すと親切です。
・[Transferred] Regarding [Original Subject]
・Re: [Original Subject] (Redirecting to the person in charge)
・Introduction: [Your Name] x [Correct Person’s Name]
このように、件名を見ただけで「あ、担当者が変わったんだな」と把握できるように工夫しましょう。
【コピーで使える】担当者への橋渡し英文テンプレート3選
実務でそのまま使える、3つのバリエーションをご紹介します。
パターン1:担当者にメールを転送(CCに含める)する場合
自分が仲介役となり、正しい担当者を相手に紹介する最もスムーズなテンプレートです。
パターン2:正しい問い合わせ先(窓口)を案内する場合
自分が転送するのではなく、相手に直接別の窓口へ連絡してもらうよう促すテンプレートです。
パターン3:担当者が不在・変更になったことを伝える場合
以前の担当者が変わり、新しい担当者を紹介する際のテンプレートです。
信頼感を高める!「担当・窓口」に関するビジネス英語フレーズ
「転送・誘導」のやり取りで役立つ、洗練された英語フレーズをまとめました。
・Person in charge:担当者。最も一般的です。
・Point of contact (POC):連絡窓口。プロジェクトなどでよく使われます。
・Loop in [Name]:[名前]を話に加える(CCに入れる)。非常にビジネスらしい表現です。
・Falls under the responsibility of…:〜の責任(管轄)範囲である。
・Redirect your inquiry:問い合わせ先を送り直す。
まとめ
英語で「担当者へ転送する」「担当が異なる」と伝える際のポイントは、以下の3点です。
- 迅速に返信し、相手を「待ちぼうけ」にさせない。
- 可能な限りCCに担当者を入れ、直接繋いであげるのが最も親切。
- 自分が担当でない理由を「専門部署へ繋ぐため」と前向きな理由に変換する。
正しい窓口へ導くことは、相手の時間を尊重する立派なビジネススキルです。今回ご紹介した例文を使って、スマートに「案内役」を務めてみてくださいね!


