丁寧な言葉を使おうと意識するあまり、つい「させていただきます」を連発してはいませんか?「資料を送付させていただきます」「確認させていただきます」といった表現は、一見丁寧ですが、多用すると文章が長くなり、相手に「くどい」という印象を与えてしまうことがあります。
この記事では、「させていただきます」の正しい使用ルールと、文章をスッキリさせる言い換え術を解説します。最後まで読めば、簡潔で読みやすい、洗練されたビジネスメールが書けるようになります。
「させていただきます」を使いすぎてはいけない理由
なぜ、この言葉を多用してはいけないのでしょうか。大きな理由は、文章のテンポが悪くなり、内容が頭に入りにくくなるからです。
語尾がすべて「させていただきます」で終わると、文章が冗長になり、まわりくどい印象を与えます。また、本来は「相手の許可」が必要な場面で使う言葉であるため、何にでも使うと、押し付けがましい響きや、逆に自信がなさそうな印象を相手に抱かせてしまうこともあります。
正しく使うための2つの条件とは?
文化庁の指針によると、「させていただきます」が適切とされるのは、以下の2つの条件を同時に満たす場合です。
- 相手の許可を得て行う場合
- そのことで自分が恩恵を受ける場合
例えば、公的な休暇を取る際の「お休みをさせていただきます」などは、会社側の許可が必要であり、休めるという恩恵があるため正しい使い方といえます。一方で、単なる事実の報告や、相手にメリットがある行為に対しては、他の言葉を選んだほうがスマートです。
言葉選びの基本をもっと詳しく知りたい方は、こちらのサイト(https://mlck.jp/)にある基本マナーの記事も参考にしてみてください。
語尾に変化をつける!スマートな言い換えのバリエーション
「させていただきます」の多くは、いたしますやしておりますといったシンプルな表現に置き換えることができます。
・送付させていただきます → 送付いたします
・確認させていただきます → 確認いたします
・担当させていただきます → 担当いたします(または 務めます)
このように言い換えるだけで、文章が短くなり、誠実でキビキビとした印象を与えることができます。
【シチュエーション別】「させていただきます」を整理した返信メール例文
それでは、語尾を適切に使い分けた具体的な文例を紹介します。
パターン①:休暇の申請や早退の連絡をする場合(許可が必要なケース)
パターン②:資料の送付や作業完了を報告する場合(シンプルな報告)
パターン③:会議への欠席や予定の変更を伝える場合(意思表示)
まとめ:語尾を整えて、読みやすく信頼されるメール美人に
「させていただきます」の多用を控えるだけで、あなたのメールは劇的に読みやすくなります。
・「許可」と「恩恵」があるとき以外は「いたします」を使う。
・一通のメールの中で同じ語尾を繰り返さないよう意識する。
・短く簡潔な文章を心がけることで、誠実さが伝わりやすくなる。
言葉を削ることは、相手の時間を大切にすることにもつながります。スッキリとした文章で、気持ちの良いコミュニケーションを目指しましょう。
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