取引先のご不幸やご結婚の知らせを受けたとき、「すぐに連絡したいけれど、失礼があったらどうしよう」と手が止まってしまうことはありませんか。冠婚葬祭における連絡は、ビジネス以前に人と人との大切なお付き合いです。だからこそ、言葉選びには細心の注意を払いたいものです。
この記事では、お悔やみやお祝いのメールで絶対に避けるべき「忌み言葉」の基本と、相手に負担をかけない最低限のマナーを解説します。後半には、そのままコピーして使えるシチュエーション別の文例も用意しました。この記事を読めば、いざという時でも落ち着いて、心からのメッセージを送ることができるようになります。
これだけは避けて!冠婚葬祭・お悔やみにおける「忌み言葉」一覧
「忌み言葉(いみことば)」とは、不幸の連続や別離を連想させるため、冠婚葬祭の場で使うべきではないとされる言葉です。弔事(お悔やみ)と慶事(お祝い)でそれぞれ異なりますので、必ずチェックしましょう。
弔事(お悔やみ)で避けるべき言葉
・不幸が続くことを連想させる言葉:重ね重ね、たびたび、しばしば、次々、再び、追って
・直接的な生死に関わる言葉:死ぬ、死亡、生きる、急死(※「ご逝去」「ご生前」などに言い換えます)
慶事(お祝い・結婚など)で避けるべき言葉
・別れや終わりを連想させる言葉:別れる、切る、離れる、終わる、破れる、失う
・再婚を連想させる言葉(結婚の場合):戻る、繰り返す、再び、二度
何気なく使ってしまいがちな言葉も含まれているため、送信前に必ず読み返す習慣をつけましょう。
ビジネスメールで送る際のお悔やみ・お祝いの基本マナー
忌み言葉以外にも、メールで気持ちを伝える際に守るべきマナーがあります。
1.件名は「一目で要件がわかる」ようにする
相手は慌ただしい状況にあるかもしれません。「【お悔やみ申し上げます】株式会社〇〇 鈴木」のように、誰からのどのようなメールなのかを件名だけで明確にしましょう。
2.前置きは省き、用件を簡潔に伝える
「いつもお世話になっております」などのビジネスライクな挨拶や、時候の挨拶は不要です。すぐに本題に入り、手短にまとめるのが配慮です。
3.返信不要の旨を必ず添える
相手の負担を減らすため、文末には「ご返信はお気遣いなさいませんようお願い申し上げます」と一言添えるのが鉄則です。
さらに詳しい関係構築のメール作法については、こちらのサイト(https://mlck.jp/)でも解説していますので、状況に応じてご活用ください。
【シチュエーション別】そのまま使える!冠婚葬祭・お悔やみのメール例文集
いざという時にすぐ使えるよう、最も気を遣う3つのパターンの文例を用意しました。
パターン①:取引先へのお悔やみメール(弔事)
本来は直接お伝えすべきところを、略儀であるメールで済ませることへのお詫びを添えます。
パターン②:社内(上司・同僚)へのお悔やみメール(弔事)
業務の心配をさせないよう、仕事のフォローアップについても触れると親切です。
パターン③:取引先へのご結婚お祝いメール(慶事)
忌み言葉に注意しつつ、ビジネスパーソンとしての丁寧な祝福を伝えます。
まとめ:相手を思いやる気持ちを、正しいマナーで届けましょう
冠婚葬祭のメールで最も大切なのは、相手の状況に寄り添う「思いやり」の気持ちです。
・送信前に「忌み言葉」が含まれていないか必ず確認する
・件名で要件と差出人を明確にする
・相手の負担を減らすため「返信不要」の旨を記載する
この3つのポイントを守れば、あなたの誠意は失礼なく相手に伝わります。例文を参考に状況に合わせて微調整し、心からのメッセージを届けてください。
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